毎日毎日グズグズっ子(8歳男子)
朝…
夜…
解決のアイデア
前提として、子どものグズグズは、なぜ起こるのでしょうか。
おそらく、「時間の見通しを持って行動することの未熟さ」や「やりたいことを優先してしまう自己コントロールの未熟さ」、もしかしたら「小さい自己主張」などもあるのかもしれません。
子どもの年齢にもよりますが、様々なことがまだまだ未熟である、でも自己主張がしたいお年頃だという前提で考えていきたいと思います。
アイデア① 自主性を育てる ←おススメ
グズグズには、小さな自己主張が含まれています。とは言え、このままでは成長は見込めないため、より建設的な自己主張ができるようにしていかなければいけません。
そして、自己主張からの、自主的な行動につなげていく必要があります。
そこで、この一工夫。
子どもに決定権を与える!
ただし、全てにおいて決定権を与えるわけではありません。その子が特に好きなこと、やりたいこと数個にしぼって試してみてください。
テレビを見たいのであれば、「このテレビ番組は必ず見たい!」と、1週間の計画を立てる。
ゲームが好きなのであれば、「1時間やった後、宿題をする!」と、他のやるべきこととのバランスをとる。
サッカーがやりたいのであれば、「チームの練習がない日は、自主練をする」と、成長の道筋を考える。
などです。
自分で決めたことをしっかり守れるようになると、自信がつき、ぐんぐん自主性が伸びていきます。もちろん、始めから上手くいく訳はありませんので、陰ながらサポートしてあげてくださいね。
アイデア② 話を聞く
いったいそのグズグズな態度で、子どもは何を主張しようとしているのか…。
「やろうとしていたのに、先に言われたからやる気がなくなったんだ」
「友達とケンカして、今日はイライラしているんだ」
きっと、子どもなりに理由があるのだと思います。
そのために、子どもの話に耳を傾けてみましょう。
そして、その思いを受け止め、妥協点を探してみてください。
そっとしておいた方がいい場合、手伝うことで前に進める場合など、いろいろあると思います。子どもの話をしっかり聞くことで、心情を読み取り、最適な対応をしていくことができるでしょう。
アイデア③ 失敗体験をさせる
失敗しないように、先回りして声をかける、準備をしておく、それも大事です。
でも、それをずっと続けていくわけにはいきませんよね。いつか手を放さなければならなくなる時がやってきます。
「自分でやらなければ!」という思いを生み出すためには、多少の失敗を経験させることも必要です。
ここで、「お母さんがやってくれなかったから失敗した」というような発言が子どもから出てくるようであれば、危険信号です。すでに、他人任せが楽だという意識、自分のやるべきことなのに責任は周りにあるという曲がった考え方が染み込みつつあります。
人間形成には、経験がかかせません。失敗を通して、今の自分ではダメだと気づき、なぜこの結果になったのかを考えていかなければなりません。
ここで保護者にできることは、見守ることだけです。
まとめ
今回のSOS、私の一番のおススメは、「自主性を育てるために、子どもに決定権を与える」です。
ただ、他の2つも全く違うものではなく、それぞれが絡み合って解決につながることもあると思います。セットで活用する必要性もあるかもしれませんね。
書かれているアイデアを見ながら、「これをした後、これにつなげてみようかしら」「うちの子はこういうこだわりがあるから、この部分はこう変えて試してみるわ」と、その子に合わせてアレンジし、活用してくださいね。
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