場所(ばしょ)
アジア、オセアニア、アフリカ
- 日本では、北海道から沖縄までどこでも見られる
- 日本でよく見るクワガタムシは、オオクワガタ、コクワガタ、ノコギリクワガタ、ミヤマクワガタ、ヒラタクワガタなど
- 有名な「ギラファノコギリクワガタ」はインド周辺や東南アジアに、「ニジイロクワガタ」はオーストラリアに、「オウゴンオニクワガタ」はインドネシアに多く住んでいる
体(からだ)
※ここからの情報は、「オオクワガタ」のものです。
1.体長
- オス … 4センチ~8センチ
- メス … 2センチ~5センチ
2.特徴
- オスには、カッコいい立派なアゴがある(角じゃないよ)
- 色は全身真っ黒で、体全体が平べったい
- 夜行性(夜に動き回る)
- 口はブラシのようになっていて、大きなアゴがあってもえさを食べられるように、長く突き出ている
- 口の横には、味を知るための「ひげ」がある
暮らし(くらし)
1.食べ物
- 幼虫の時は、腐葉土や朽ち木を食べる
- 成虫になると、クヌギやコナラなどの木の樹液を吸う
- 家で飼うときは、栄養のある昆虫ゼリーがベスト
- フルーツ(リンゴやバナナ)も食べるが、水分の多いもの(スイカ、メロンなど)はやめた方がよい…排せつ物が多くなり、不衛生になるため
※カブトムシとほとんどいっしょだね
2.生活の様子
- 昼間は木の穴などで休み、夕暮れともに活動を開始する
- 普段はおとなしいが、自分が住んでいる木の穴に他の生き物が近づくと、猛烈に怒り、激しく攻撃する
- 卵→幼虫→蛹→成虫の順に成長する、完全変態の昆虫
- メスは夏になるとオスと交尾し、朽ち木の隙間に30~50個の卵を産む
- 10月ごろから活動が鈍くなり、11月~4月ごろまで冬眠する
- 寿命は、幼虫の姿で1~2年、成虫になって2~3年、合わせて3~5年
秘密(ひみつ)
- 名前の由来は、昔の戦国武将がつけていた兜の「鍬形」という飾りに、クワガタムシの大アゴが似ていたから!
→ 体も甲冑を着ているみたい(カブトムシと同じだね) - クワガタが、人間の男性に変身したとしたら、アゴの力は8トン!
→ 小学校1年生の手の力は10キロ。8トンは8000キロだから、すごい力だね - 性格はおく病(怖がり)で、飛ぶことはほとんどない!
→ いつもは木の穴に隠れていて、樹液を吸うときだけ出てくることが多いんだって - 野生で見つかった一番大きなオオクワガタは、7センチ6ミリ(1981年、山梨県)
→ これより大きいのを探してみよう - オオクワガタは「黒いダイヤ」とも呼ばれるほど、昔は高価だった!
→ 8センチを超えるものは、1,000万円で売れたらしい(1990年代)
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【参照】
「クワガタムシ」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2023年7月16日 (日) 10:57UTC
☆アイキャッチの「クワガタムシ」の写真は、photoACのy********************mさんが撮影した写真を使用させてもらっています。
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