教育にゲームを!?『桃太郎電鉄で地理を、信長の野望で歴史を学ぶ』

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 私はゲームっ子です。

 小学生の時から、毎日ゲームに触れてきました。

 そんな私が断言します。

 ゲームは学習のお供に最適です!

  • 桃太郎電鉄で、日本中の地名や特産物、都道府県の配置を知りました。
  • 信長の野望で、歴史人物の名前や時代背景、歴史的な事件を知りました。
  • シムシティで、都市開発や環境問題、経済発展発展の流れについて学びました。
  • ドラゴンクエストやファイナルファンタジーで、目標に向かって努力すること、仲間と助け合うこと、クリアした時の達成感を学びました。
  • スーパーマリオブラザーズで、ゴールまでの道は一本道ではないこと、新しい発見をすることの喜び、壁を乗り越えるための方法は人によって違うことを知りました。
  • ポケットモンスターで、長所をどう伸ばし短所をどう補うか、強くなるためには試行錯誤が必要だということ、リーダーとしての決断力を学びました。

 まだまだたくさんありますし、最近発売されたゲームからも多くのことを学んでいるのですが、それは追い追いお話できればと思います。

ニュース

教育版『桃鉄』学校授業での実例

KONAMI公式より

7月20日発売『信長の野望 新生PK』

コーエーテクモChannelより

思うこと

桃太郎電鉄について

 今年から、桃太郎電鉄(教育版)が、学校に無償提供されるようになりました。

 カリキュラムをしっかり考えて作られており、けっこう使えます。

  • 地方を限定して遊べる
  • 駅周辺の地理情報、ランドマークなどが表示できる
  • 白地図のシートが使える

 授業の活用方法としては、

  • 駅情報から特産物などを調べて、○○地方新聞を作る
  • ランドマークを調べて、行ってみたい街の紹介をする
  • 特産物の食べ物だけを集めて、グルメ旅のコースを考える
  • 高学年になれば、物件額と収益率などから、効率良く収入を得るための方法を考えることもできる

など、社会だけではなく、国語、算数、総合的な学習の時間としても活用できそうです。

 ただ、あくまでゲームは学習の入り口であり、それだけをしていれば全て解決するというものではありません。ゲームを通して興味を広げた後、そこからどう一歩踏み出すか、どこに向かって歩みを進めていくかが大事です。そこを後押ししてあげるのが、これからの教師の仕事かなと思います。

信長の野望について

 7年くらい前でしょうか。

 NHK大河ドラマ『真田丸』において、「信長の野望 創造」の3Dマップが採用されるということがありました。

 歴史ドラマにおいて、その当時の勢力図を視聴者に分かりやすく伝えるというのは、至上命題。

 そこにゲームが利用されたことに、しかも、小さいころから親しんできた「信長の野望」が選ばれたことに、私は驚きと感動を覚えました

 確かに、信長の野望のマップは分かりやすいです。大名の居城はここで、ここが国境線で、このルートを通って進軍して…、一目で分かります。

 歴史とは、「人間社会が経てきた変遷・発展の経過。また、その記録」のことです。これを「信長の野望」を通じて学ぶことができるのです。

 もちろん、体験できる範囲は狭いです。時代的には、室町時代後期から戦国時代(安土桃山時代)を経て、江戸時代前期まで、およそ150年間です。長い日本の歴史の中ではほんの一部に過ぎません。

 だからこそ良いのだと私は思います。

 中世のその一瞬を生きた戦国武将に思いを寄せ、時代背景や関連する人物を知る。歴史を学ぶ第一歩としては申し分ないです。(範囲が広すぎると途方に暮れてしまいます…)

 私も、久しぶりに戦国時代にタイムスリップしてみたくなりました。

 織田信長で王道を歩むか、今川義元でIfを体験するか、はたまた、姉小路で足掻いてみるか…


☆アイキャッチの「花に囲まれた男の子」の写真は、pixabayVictoria_Regenさんが撮影した写真を使用させてもらっています。

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