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思うこと
ものごとにはほぼ全て、良い面と悪い面、表と裏、光と影があると思います。
生成AIの利用はどうでしょうか。私なりに考えてみました。
メリット
新たな学習体験
生成AIを使用することで、子どもたちは従来の学習方法に加えて、AIが示す世界中の様々なプログラムを経験することができます。これにより、子どもたちは新しい知識や視点を得ることができ、より豊かな学習体験が可能になります。
個別指導の強化
生成AIは個別の質問や問題に対して即座に回答する能力を持っています。これにより、子どもたちは自分のペースで学習し、個別のニーズに合わせたサポートを受けることができます。しっかりと個に対応していることで、学習効果の向上が期待できます。
創造性の刺激
生成AIは創作活動においても活用できます。子どもたちはAIを利用することで、自分のアイデアを発展させたり、新たな視点を得たりすることができます。AIが示す予測やアイデアは、子どもたちの創造性を刺激し、自己表現能力の向上につながるかもしれません。
デメリット
依存心の増加
生成AIが学習や創造的な活動で多くの時間使用されるようになると、子どもたちがAIに過度に依存する可能性が出て来ます。AIが欲しい回答を即座にしてくれたり、アイデアを出してくれることで、自分で考える力や問題解決の能力が鈍くなっていまう恐れがあります。
創造性や独自性の低下
生成AIが提供する回答や作品は、既存のデータに基づいて生成されます。そのため、子どもたちが自分自身の独自のアイデアや表現を育むことが難しくなる可能性があります。AIに頼りすぎることで、創造性や独自性の低下が懸念されます。
個人情報や倫理的な問題
生成AIが個別の学習支援や評価に使用される場合、プライバシーや倫理的な問題が浮上する可能性があります。AIが子どもの個人情報や学習の進み具合を簡単に収集できてしまう問題や、アルゴリズムバイアスによる公平性の欠如なども心配です。
読書感想文について
さて、タイトルの「読書感想文」についてですが、もし担任している子が、生成AIを使って読書感想文を書いて来たら………バレます(笑)
その子が普段使っている言葉、文章の言い回し、持っている知識などと照らし合わせてみると、「普段こんな文章書かないじゃん!」と、すぐに分かります。(生成AIではなくても、保護者が考えた文章を提出しても分かります。)
ただ、生成AIを使っていると分かったとしても、それを示す証拠は出せません。感覚なので。だから、「使っていない」と白を切られると何も言い返せません。
ということで、使える範囲を示したり、場合によっては禁止にしたりするのであれば、生成AIを使って作品を作れるコンクール(作文や標語、絵画など)を全てなくしてしまうというのが、一番良いのでは?と思ったりもします。
または、「授業中に作成したもの(先生が見ている前で作ったもの)に限る」とする方法もありかな?と思います。
☆アイキャッチの「花に囲まれた男の子」の写真は、pixabayのVictoria_Regenさんが撮影した写真を使用させてもらっています。
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